グランデアモーレ(ヒカルアモーレの10) デビュー戦


キャロットクラブ出資愛馬第17号は、憧れの松田博資厩舎。

私は結果的に超一流の厩舎とは相性が良くない(橋口弘次郎厩舎・未勝利で引退、藤沢和雄厩舎・1勝するも予後不良)が、やはりダビスタ時代からの憧れは変わらない。

松田博資師も本年66歳。定年まではあと僅かということで最後のチャンスと思って出資。


馬体は私の思う走る馬とは遠いが、1月と早い生まれで父も仕上がり早のネオユニヴァース。

早期からデビューしてクラシックに乗って欲しいと思うのだが、育成は遅め。果たしてどうなることやら。


ヒカルアモーレの10を徹底分析。

また、購入に至った経緯を掲載。


競走馬名はグランデアモーレ(Grande Amore(西語) 「大きな愛」の意。華麗に咲き誇るバラの一品種の名でもある。母名より連想。)になりました。

4月13日の第一回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録が完了しました。

6月30日に札幌競馬場に入場しました。


7月12日はゲート試験を受けるも不合格。

7月18日に2回目でゲート試験を合格!!


7月29日 札幌5R 2歳新馬 芝1800m 混合戦に出走!!

1着/5番人気。

まずは保護者の皆様、愛馬の初優勝おめでとうございます。

そして、早速たくさんのお祝いメッセージをありがとうございました。


追い切り本数は足りず、動きもゲートが少し速い程度で平凡、また送られて来た写真からも馬体に迫力を感じないが、こんな状態である程度走れるのなら、将来は有望と言っていたらななんと、サンデーサイレンスの3×2の危険な配合の断然人気馬を完封して圧勝!!

正直驚いた。

二の脚は素晴らしく速く、最後も少し仕掛けられたらスッと反応し素晴らしい加速。これは先々楽しみだ。

昨年の7月24日に勝ったフランベルジェ以来のスピード勝利。

しかも今回は私のもっとも望む芝の中距離!!

嬉しい。

次はコスモス賞か札幌2歳Sか。阪神JFも出走できるのか。楽しみです。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤岡佑介騎手と松田博資調教師のコメントを掲載。

(2012年8月1日完結)

2011年12月22日立ち上げ

●ヒカルアモーレの10を購入

 昨年までは2着にアドマイヤモナークが激走した有馬記念で儲けた120万円の中から馬購入資金をプールしていた私ほっさんですが、遂に本年はそのストックも5万円のみになり、その5万円も豪州産のリバイヴエンブレムを衝動買いしたことから消滅。

 かき集めた10万円程度が軍資金となりました。もっとも、キャロットクラブでは赤字経営の私ですが、もう一方の友駿ホースクラブでは愛馬エスポワールシチーが重賞戦線で活躍してくれており、トータルでは黒字経営ですので、少しくらい超えても分割で良いかなと思っていました。


 しかし、現3歳世代が勝ち切れず、9月のキャロットクラブ2011年度募集時点で未勝利戦終了間近でもがく愛馬が多く、私としては次の募集馬の検討よりも、愛馬の1頭でも多い未勝利脱出の方が急務でした。そんなことから毎年詳細に分析してきたキャロ募集馬も今年はそっちのけで所有愛馬の応援をしていました。

 結果的にはその時期に勝ち上がれた3歳未勝利馬は出ず、バノックバーンとエイコーンキッドの2頭が引退。アルマニャックは入障。フェーラシュヴァルは地方転厩となりました。


 そんな絶不調な3歳世代を他所に、2歳世代は7月にフランベルジェが勝ち上がり、デビューを控えるプリュムは1つ上の姉ピュアブリーゼがオークスで2着と好走、ハルシュタットも牧場で抜群のスピードを見せ、相当な活躍が期待できると思ったこともあり、また、さほど自分にピンとくる募集馬も少なかったことから、3頭に絞り応募しました。


 以下は9月16日時点での私の考え方(募集馬分析から)です。

 1位 66 ヒカルアモーレの10
 2位 55 モンローブロンドの10
 3位 49 グッドゲームの10
 
 補欠 63 リッチダンサーの10
 補欠 83 ササファイヤーの10
 補欠 54 ドルチェリモーネの10
 補欠 68 アドマイヤメガミの10
 補欠 65 スムーズセイリングの10



 最優先購入希望馬は上記3頭です。 

 昨日の夜の時点でグッドゲームの10、モンローブロンドの10、リッチダンサーの10、スムーズセイリングの10、ヒカルアモーレの10、ササファイヤーの10、アドマイヤメガミの10、ドリーボンズレガシーの10まで絞って検討していました。(以前にも書きましたように、東の馬は見てもいません。)


 結論からいうとヒカルアモーレの10が最優先枠、モンローブロンドの10とリッチダンサーの10が一般枠の牝馬ばかり計3頭で応募します。

 牝馬ばかりと言うのは多少抵抗がありますが、私のキャロ馬で勝ち上がったのはフランベルジェを除くと結局全て牝馬です。

 先週の紫苑Sも3頭出しだったように、キャロは牝馬の募集が多く、活躍馬も牝馬が多い印象を受けます。また、今年は先述のように、毎年ほど軍資金がありません。牡馬はどうしても高額になりますし、やはり複数頭持ちたいですからね。

 ですので、第一次募集としてはこれでいいと思っています。


 ギリギリまで悩んだグッドゲームの10ですが、母の13歳(少し高齢ぎみ)の子であること。馬体が小さく、今後の成長に疑いがあることなどから、格下げしました。

 また、最優先枠でも抽選は必至で、キャロコンピュータと相性の悪い私は落選する可能性がご覧の皆様よりも高く(笑)、無理をしないことにしました。


 モンローブロンドの10は馬体が私好みであること。母の8歳の時の産駒で非常に期待できること。そして前走は不利を受けて勝ち切れませんでしたが、上のビキニブロンドが相当な能力を秘めていることなどが欲しい理由です。

 ただ、シンボリクリスエス産駒というのは最後まで引っかかりました。姉のようにキンカメなら最優先枠もあったでしょう。

 一般枠での応募となりますので、落選の可能性も高いと思いますが、欲しい1頭で応募します。


 リッチダンサーの10はなんと言っても西園正都厩舎。コンスタントに使ってくれて、かつ短距離戦で正直血統の見劣る馬でも開花させる技術は素晴らしく、ここの馬が欲しいとずっと思っていました。昨年は是非お願いしたい安田隆行厩舎の馬(フランベルジェ)を購入し、見事期待に応えてくれましたし、今年は西園正都厩舎です。厩舎は私の重要視する部分です。

 そのリッチダンサーの10は母の10歳の時の子で期待が高く、上のホーカーテンペストも実践ではイマイチですが、デビュー前の評価は抜けていました。

 価格も高過ぎず、遅生まれにしては446キロは馬格もあり、ちょうどいい感じです。

 この馬は正直一般枠ですが、大丈夫かなと思っています。


 スムーズセイリングの10は何と言っても石坂正厩舎です。ここの預託馬が1口30000円で手に入るというのは、なんだか物凄くお得感があります。

 ただ、母はぱっとせず、繋ぎの高さも好きではありません。あまり牝馬ばかり買うのもなんですし、ここは撤退します。経過観察と行きたいところですが、あっさりと売り切れるでしょうね。


 ヒカルアモーレの10はこれもなんといってもマツヒロ厩舎。ダビスタ時代から憧れの厩舎で、師も定年まであまり時間もありません。

 しかし、かといって厩舎の成績は落ちることなく、それどころか通算成績よりも昨今好成績を上げておられます。”黄忠みたい”といってしまうと怒られそうですが、年齢を重ねてもますますお盛んで、是非とも定年までにマツヒロ流(コメントとか、全体は遅く終いだけしっかりと追い切るスタイルとか)を味わいたいと思います。

 馬体も良く(ちなみに芦毛で馬体が良いと私がイチオシだったプレジャートレイルの06は落選の上、未勝利でいいところなく引退しましたが・・・汗)、父も仕上がり早のネオユニ。馬体重も462キロと1月生まれならそのくらい欲しいと思えるベストの数字。キ甲も抜けており早期からデビューして、あわよくばクラシックなどと思ってしまいます。

 ここは最優先でないと獲れないでしょうから、私は今年はここに最優先枠を使おうと思います。いつものように401口買いたかったのですが、入力できなかったので1口にします。

 この辺が最優先枠でも抽選になるのか微妙なところです。一応、有事に備えて、軍備を増強しています。まもなく兵士の訓練度が100になろうとしています。


 アドマイヤメガミの10は密かに狙っていましたが(と言っても今年は検討が遅く、ほとんどどこにも公言していませんでしたが)、1月生まれで現状405キロは初仔らしく危険なパターンで私としては消しです。

 なぜかキャロは馬格のない馬は角田晃一厩舎ですね。


 グレイトフィーヴァーの10は、あちこちで不安要素が囁かれていること。そしてヒカルアモーレの10と天秤にかけた時に、マツヒロ師はやっぱり牝馬だろうという自分の思いこみでアモーレに決めました。さすがに同じ厩舎に2頭も・・・と思いますし、他に欲しい馬がいて、グレイトファイヴァーに仮に当選すると他に資金が回らないこと、そしてかなりの確率で最優先枠でも落選の恐れがあることから、撤退を決めました。


 ササファイヤーの10はずっと欲しかったのですが、516キロという馬体重にドン引きです。もちろん、ササファイヤー産駒は大柄な馬が走っているのですが、アルマ様もそうでしたが、大き過ぎる馬もなかなか難しい馬が多く、反応が鈍かったり、大トビで切れる脚がない馬が多い印象で、撤退することにしました。ですが、大久保龍志厩舎は一度お願いしたい厩舎です。


 ドリーボンズレガシーの10は、キャロ入会時の理由の1つ憧れの角居勝彦厩舎の馬です。ここの預託馬で牡馬が60000円とは安く、しかも父のハットトリック産駒は海外で走りまくっています。

 しかし、母系が微妙なことと、果たして芝のスピード競馬に対応できるのかが心配ですし、何よりもすでに満口になっているように最優先枠でも抽選必至です。

 でしたら、もう少し当選確率の高くて欲しい馬に行きたいと思いました。なので撤退します。




 ということで上記3頭で応募した私ですが、第一次募集終了時点での応募数は次の通りでした。

55番 モンローブロンドの10 659口(うち最優先266口)
66番 ヒカルアモーレの10 910口(うち最優先332口)

 すでに最優先枠のヒカルアモーレの10は最優先希望者が332口だったことから出資が確定。一般枠のリッチダンサーの10は第一次募集終了時には残口表示すら出ずに出資確定(これはこれで辛いものがありますが・・・笑)。

  そしてもう1頭の一般枠モンローブロンドの10は第一次募集終了時点で659口(うち最優先266口)ということですから、

400 − 266(最優先枠) = 134口

134口の一般枠に対し、393の一般枠での申込みがあるわけですから、当選確率34.1パーセントの狭き門でしたが、やはり落選><

 最優先枠で当選していますから、非抽選除外の刑にされたようです(苦笑)。

 ただ、モンローブロンドの10を最優先枠にしてヒカルアモーレの10を一般枠にしてしまったら、モンローブロンドの10は取得できたにしても当選確率11.8パーセントと超狭き門ですから、まだ3倍の確率があるということで私としては上手くやったと思っています。


 そんなこんなでヒカルアモーレの10を購入!!。ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

●ヒカルアモーレの10のほっさん評価

 では、ヒカルアモーレの10の詳しい分析です。

 父   ネオニユヴァース アーニングIDX 1.60 評価 B+
 母   ヒカルアモーレ 2勝              評価 C
 母父 クロフネ                      評価 E
 兄弟  初仔                       評価 B−
 生産牧場 白老ファーム                評価 A−
 調教師 松田博資                   評価 A+

 馬体                           評価 B+
 募集総額 2000万円 牝馬
 
 総合評価 2.00 評価 C


 父ネオユニヴァースは2003年皐月賞GT、東京優駿(日本ダービー)GT。アーニングIDXは1.60の「B+」。
 2歳11月にデビューし、新馬戦勝ちを記録。3戦目となる3歳1月の500万下特別を勝ってから快進撃を開始し、GVきさらぎ賞、GUプリングS、GT皐月賞、GT東京優駿(ダービー)とクラシック2冠を含む、破竹の5連勝を飾った。サクラプレジデントとの接戦を制した皐月賞、後の年度代表馬ゼンノロブロイを並ぶ間もなく交わしたダービーで示した、圧倒的なまでの瞬発力は、超一流の証明となる、素晴らしいものであった。

 東京優駿GTでは、重馬場の中二冠を達成し、デムーロ騎手は外国人騎手初のダービージョッキーとなった。その後、従来であれば休養に入るはずではあるが、3歳馬ながら宝塚記念GTに挑戦。同馬はすでにこの年5戦を消化している上、消耗の激しいGTレースを連続して使っていることから、この挑戦は多くの議論を巻き起こした。レースでは2番人気に推されながらヒシミラクルの4着に終わり連勝がストップ。

 三冠の期待がかかった菊花賞GTでは、直線伸びきれずザッツザプレンティの3着に敗れた。続いてジャパンカップGTに挑戦するが、不良馬場に切れ味をそがれ、またも伸びきれず、タップダンスシチーの逃げ切りを許し、4着に敗れた。

 2004年、宝塚記念前に右前浅屈腱炎と右前球節部亀裂骨折を同時発症。全治は屈腱炎は9ヶ月以上、亀裂骨折は3ヶ月以上と診断されたことから、引退を発表した。

 2005年種牡馬入り。

 2007年には251頭の繁殖牝馬に種付けを行い、当年の最多種付け頭数を記録した。産駒の出来や種付け希望の増加もあり、2008年の種付け料は100万円アップの400万円に設定された(ヒカルアモーレの10に種付を行った2009年も2011年も種付料は変わらず400万円)。なおこの年は169頭に種付けを行った。


 初年度産駒から、アンライバルドが皐月賞GTで産駒初のGT競走勝利をあげるとともに皐月賞父子制覇を達成、産駒初勝利を挙げたロジユニヴァースが東京優駿GTの父子制覇を達成するなど、好調な出足を見せた。

 主な産駒

 ロジユニヴァース(2006年産) 東京優駿GT、弥生賞GU
 アンライバルド(2006年産) 皐月賞GT、スプリングステークスGU
 ヴィクトワールピサ(2007年産) ドバイワールドカップ GT、有馬記念 GT、皐月賞GT


 産駒は比較的早期から活躍できる馬が多く、クラシックを意識できる。芝中距離への適性の高さが武器で、やはりそこを走れる馬が欲しい私としても願ってもない種牡馬。期待は大きい。



 母のヒカルアモーレ(2004年生まれ・父クロフネ)は、ヒカルアモーレの10と同じ松田博資厩舎で、2勝馬。クロフネ産駒ということもあり、新馬戦はダート1800mでデビューするが2着の1番人気馬に10馬身差を付け圧勝。その内容から次走はフィリーズレビューJpnUに出走。4番人気4着(勝ち馬はアストンマーチャン)だった。もう1つ着順が上なら桜花賞への出走権を得ることが出来たのだが、それは叶わなかった。それでも重賞で力のあるところを見せる。

 続く忘れな草賞では芝1400mから2000mへの一気の距離延長。2番人気に支持されるがザレマの3着に敗れる。しばらく条件戦でも勝ち切れずにダートに戻ると成績が安定。2勝目もダートで1700mだった。そこから4戦し、常に人気にはなるが勝ち切れずに引退し繁殖入り。結果としてダートで2勝だが、芝でもオープンで良いところまでは行っている。

 今回、父がネオユニヴァースなので、芝のいい部分を引き出せればと思う。ヒカルアモーレの10年産は初仔だが、母の6歳の時の産駒でいわゆる繁殖黄金期。素晴らしい馬を出しても不思議はない。当然、期待は大きい。



 母父のクロフネは2001年NHKマイルカップGT、ジャパンカップダートGT。芝もダートもGTを制した。アーニングIDXも高く優良な種牡馬だが、BMSとしてはこれからの馬で未知数。父クロフネと母父サンデーサイレンスの仔が活躍していることから、今回の逆パターンも良いニックスになってくれると良いのだが。



 兄第は初仔でおりません。初仔は小柄に出るなど心配もあるが、基本的に母の若い時の産駒でポテンシャルが高く、良い仔がでる確率が高いと私は考えます。実際、GT5勝の愛馬エスポワールシチーも母の6歳の時の初仔でした。
 母が仔出しが良いとは限りませんしわかりませんが、私は産駒実績のある高齢の母の仔よりも実績はなくても若い母の仔が欲しいですし、今回も当然大きな期待をしております。



 生産牧場の白老ファーム(しらおいファーム、正式名称・社台コーポレーション白老ファーム)は、北海道白老郡白老町社台にある競走馬の生産牧場(有限会社)である。社台グループに属し、グループ内では最も古い牧場である。白老町はもともと湿地帯であり、そこに大昭和製紙白老工場を設立するため齊藤知一郎が工場用地を人工的につくりその一部である場所を創業者の吉田善哉に譲り現在の白老ファームが出来る。

 日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップクラスです。生産者ランキングでは同じく社台グループの社台ファーム、ノーザンファームに次ぐ3位の勝利数で、2011年度も年間100勝を超えている。最近では2011年に牡馬三冠を達成したオルフェーヴルや2009年にグランプリ連覇を成し遂げたドリームジャーニーやリトルアマポーラといったGTを輩出しており、その実力は疑う余地はありません。



 預託厩舎は松田 博資厩舎です。松田博資(まつだ ひろよし)は1946年1月29日生まれの65歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属する31年目の調教師で元JRAの騎手である。

 佐賀県出身。騎手時代は「障害の松田」と呼ばれ、障害競走で通算150勝の中央競馬史上最多記録(当時)を樹立。調教師転向後は、それぞれ2007年、2010年のJRA年度代表馬に選出されたアドマイヤムーンとブエナビスタ、クラシック二冠牝馬ベガ、その産駒でGT競走7勝を挙げたアドマイヤドンなど、数々のGT優勝馬を管理している。2006年度JRA賞優秀技術調教師、2006年・2007年度同最多賞金獲得調教師。愛称は「マツパク」。

 1946年、両親が満州国から日本へ移る途中の引揚船の中で生まれ、幼少期は福岡県小倉市(現・北九州市)で過ごした。父・和要武(とよたけ)は小倉競馬場で騎手、後に佐賀競馬場で調教師として活動し、その影響を受けて早くから騎手を志していた。中学校卒業後、東京都世田谷区の馬事公苑騎手養成長期課程に入所。同期生には菅原泰夫、嶋田功(共に現調教師)らがいる。2年次から中山競馬場・稗田敏男厩舎で研修に入ったが、稗田の妻との折り合いが悪く、研修が終わった後に京都競馬場の上田武司厩舎に移籍。1964年、上田厩舎から騎手としてデビューした。

 体重が重かったため、デビュー当初より障害競走を中心に騎乗を続け、1965年5月、クロユリで阪神大障害(京都大障害)を制して重賞を初勝利を挙げる。騎手時代から、ホウシュウの冠名で知られた有力馬主・上田清次郎の支援を受け、1972年には上田の所有馬ムーテイイチで二つの障害重賞に勝利、翌1973年にもホウシュウリッチで神戸新聞杯を制し、平地重賞初勝利も挙げた。以後長く「障害の松田」として鳴らしていたが、1978年より清次郎の強い勧めで調教師免許試験を受験。1981年に3度目の受験で合格し、免許を取得。これに伴い騎手を引退した。通算1037戦188勝、うち重賞競走8勝。


 1983年、滋賀県栗東トレーニングセンターに自身の厩舎を開業。同年4月23日、ボールドスミスで初勝利を挙げる。初年度からプルキングで阪神障害ステークス(春)を制し、調教師として重賞を初勝利。当初は騎手時代に勝てなかった障害の最高格競走・中山大障害制覇を目標として障害競走に力を入れており、毎年のように障害の重賞を制した。

 1988年、清次郎が創業した上田牧場出身馬・コスモドリームが優駿牝馬(オークス)を制し、GT競走初制覇を果たす。以後平地競走での成績が目立ち始め、1993年にはベガで桜花賞、オークスを制した。1999年には上田牧場の生産馬ブゼンキャンドルで秋華賞を制覇し、調教師として史上4人目の牝馬三冠を達成。これは同場最後のGT競走勝利となった。上田牧場は2001年に廃業したが、松田は調教助手らが調教の際に着る調教服や、管理馬がレースで着用する頭絡の額革のデザインに、上田清次郎・上田牧場の勝負服色と同じ黄黒元禄を採用している。

 2001年からはベガの第3仔であるアドマイヤドンを管理し、地方交流も含めて7つのGT競走を制覇。また同時期にはダートGT競走6勝を挙げたタイムパラドックスも管理し、両馬でJBCクラシック5連覇を達成、同一GT競走の連勝記録を作った。ベガの仔については、初仔で日本ダービーを制したアドマイヤベガ、第2仔アドマイヤボスと、馬主・近藤利一と親しい橋田満が管理していたが、近藤が「ベガを育てた松田調教師にも仔を管理して欲しい」と希望したことにより松田厩舎へ入った経緯があった。これを契機に近藤からの預託が増え、2006年と2007年にはアドマイヤムーンらの活躍で年間最多賞金獲得調教師のタイトルを獲得した。

 2008年からは牝馬ブエナビスタが活躍、2010年には同馬の総獲得賞金が10億円を突破し、松田の管理馬としてアドマイヤムーンに続く2頭目の10億円ホースとなった。管理下からの複数の10億円ホース輩出は、池江泰郎に続く史上2人目の記録となった。またブエナビスタは同年に牝馬として史上4頭目の年度代表馬に選出されている。


 私ほっさんはダビスタ時代からその活躍をよく知っており、夢の厩舎です。また、ベガの牝馬三冠に期待して現地で応援したエリザベス女王杯(勝ったのは、ベガはベガでもホクトベガ)は忘れることができません。

 そんなゲームでしか預託できないと指をくわえて見ていた超優良厩舎に自分の愛馬がいるということは夢であり、しばらくは夢気分に浸ろうと思っています。また、師は今年で65歳。定年までの時間は少なく、最後のチャンスということもありました。

 今まで私は夢の超一流厩舎預託愛馬では失敗し続けています。未勝利に終わったローザグランデの橋口弘次郎厩舎、1勝後予後不良で命を絶たれたアフロディーテの藤沢和雄厩舎。

 いずれも結果は残念でしたが、決して厩舎に不満を覚えることはなく、いい騎手が出入りしている為、調教でも跨ってくれたりと非常にいい気分でした。

 今回の松田博資厩舎も本当に楽しみです。厩舎独特のあまり全体の時計は出さずに終いだけしっかりと伸ばすという追い切りも楽しみです。


 2011年12月22日現在、JRA通算 5125戦582勝、勝率11.4パーセント、連対率20.5パーセント。GT18勝、重賞57勝(GT含む)。

 2010年度は35勝(GT3勝)、勝率12.4パーセント、2011年は現在37勝(GT3勝)、勝率13.9パーセントといずれも生涯成績を上回り定年間近といえ非常に高い数字を残している。今まさに絶頂期と呼べる厩舎。

 牝馬に強い印象があり、ここGT9勝は全て牝馬。牡馬は2007年のアドマイヤムーンまで遡る。ヒカルアモーレの10も牝馬ですし、その流れに乗って欲しい。

 騎乗依頼は岩田康誠騎手を中心に安藤勝己、川田将雅、福永祐一、ミルコ・デムーロ、田辺裕信、川須栄彦 各騎手などが多いですが、その時に結果を残している騎手を多く起用している。



 馬体は、苦手の芦毛なので難しいのですが、初仔で懸念される馬体重は461キロと馬格があり、一番の懸念が解消された感じです。筋量は豊富で、良いのですが、トモは小さく首は細くなんだかか弱い感じがします。また、繋ぎも小さくクッション性に疑問があることから故障の心配もあります。

 いつもは馬体で選ぶ私ほっさんですが、この馬は馬体というよりは厩舎で選んだ馬です。



 総合評価2.00はと少し低いですが、重要なファクターである母父が実績がないことからに最低ランクの「E」評価となっているためで、母父のクロフネはこれからBMSとして成績が上昇することは間違いありません。
 ですから、総合評価の数字の低さにこだわる必要はないでしょう。


 期待してるゾ、ヒカルアモーレの10!!

●2011年12月22日現在はノーザンファーム空港牧場で育成中

 12月22日に更新されましたクラブ公式HPヒカルアモーレの10の近況報告は次の通りです。

馬体重:446kg リフレッシュを図るため、軽めの調整を行ってきましたが、この中間から騎乗運動を再開しています。ロンギ場での調整を経て、現在は400m周回コースをスローキャンターで4周しています。カイバ喰いを含む体調面に不安は全くありませんので、今後は角馬場でのフラットワークと周回コースでの調教を織り交ぜながら基礎体力のさらなる強化に励みます。

 9月段階で461キロあった馬体重が減る一方というのは少し心配です。牧場では480キロくらいが理想ですね。デビュー時に460キロくらいが良いと思います。しかし、現状ならデビュー時は420キロ台程度でしょうか。このまま成長しなければ小柄過ぎますね。

 また、早い生まれで、父も仕上がり早のネオユニヴァースにしては遅い育成ペースでこのままですと秋あたりのデビューになるのでしょうか。やはり出来るだけ早いデビューに越したことはないですからね。

 これからの推移を見守って行きたいと思います。

これ以降は2012年2月10日に作成

●競走馬名がグランデアモーレになりました

 2012年2月10日に発表されましたヒカルアモーレの10の競走馬名はグランデアモーレ(Grande Amore(西語) 「大きな愛」の意。華麗に咲き誇るバラの一品種の名でもある。母名より連想。)になりました。

 グランデと言えばスタバ、私は過去最高出資馬にして、大失敗をした(すなわち、全くいいところもなく未勝利2戦で引退した)愛馬ローザグランデがすぐに頭に浮かびます。

 あまりの酷さに恥ずかしくてローザなんちゃらと伏字にしていたほどです。しかもこのグランデアモーレという名前はバラの品種の名でもあるということで、もうほとんどローザグランデじゃんと苦笑しました。これが大活躍した愛馬なら、なんの抵抗もないのですが、まあ、酷い内容でしたからねぇ。おそらくこの馬名を付けてくれた方はローザグランデをお持ちでなく、かつ当サイトにはお越しになられていない方なんでしょうね。

 とにかく、なんちゃらアモーレにならないように切に願います。

これ以降は2012年3月30日に作成

●4月12、13日に行われる第一回産地馬体検査を受検する予定

 3月30日に更新されましたクラブ公式HPグランデアモーレの近況報告によりますと、我らが愛馬グランデアモーレは4月12、13日に行われる第一回産地馬体検査を受検する予定ということです。

 通常、東西のトレセン入厩時に競走馬登録を行う必要がありますが、本検査を受検した馬はその必要がなく、函館や札幌などの競馬場へ牧場から直接入厩することができるようになります。

 この検査を受検するということは、夏の北海道開催への入厩を視野に入れたもので、それらに間に合いそうもない馬は受検致しません。

 今回、私の愛馬2頭とも(グランデアモーレとフロアクラフト)第一回産地馬体検査を受検予定ということは全て育成が順調に進められているということで、これが何よりも嬉しいですね。

 しかし、私の愛馬は例年、ここまでは順調なのですが、ここからが遅く、受検しても北海道に直接入厩した馬は過去におりません><。

 今年こそは夏の北海道でデビューする馬が出て来て欲しいものです。そして、少しでもクラシックを意識させて欲しいと思います。

これ以降は2012年4月13日に作成

●4月13日に行われた第一回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録ならびに栗東の松田博資厩舎との預託契約が完了しました

 4月13日に更新されましたクラブ公式HPグランデアモーレの近況報告によりますと、我らが愛馬グランデアモーレは「第1回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録ならびに栗東の松田博資厩舎との預託契約が完了しました」ということです。

  これで詳細な入厩放牧情報や追い切り情報を得ることができます。次は早期の入厩を期待したいですね。

これ以降は2012年6月29日に作成

●6月30日に札幌競馬場に入場予定と発表されました

 以下は本日(6月29日)更新されましたクラブ公式HPグランデアモーレの近況報告です。

この中間も順調に調教を積んでいます。現在は週3日900m屋内坂路コースをハロン16秒で駆け上がっており、そのうち2日は2本の調整メニューをこなしています。また残りの3日は角馬場でのフラットワークと1000m周回ダートコースでのスローキャンター調整を併用して進めています。継続した乗り込みの効果で動きに余裕が出てきて、折り合いもしっかり付くようになってきており、十分な成長が感じられます。ここまで順調に調整が進んでいることから30日にNF空港を出発し、札幌競馬場・松田博資厩舎へ入厩する予定です。

 ということで、順調に推移していることから、6月30日に札幌競馬場に入場する予定だということです。

 坂路でハロン16秒まで来ていましたから、今か今かという感じでしたが、ついに順番が来ました。まずはデビューに向けてゲート試験に合格しないといけませんから、札幌競馬場でそこまで訓練していただけるのでしょうね。

 その後は馬の疲労によって、デビューまで行くのか、一旦放牧に出されるのか決まります。更に順調なら夏にはデビューできそうですし、札幌に入れることからも札幌のデビューを目標にしているのでしょう。どんな動きを見せてくれるのか楽しみです。そして、順調で何よりです。

これ以降は2012年6月30日に作成

●6月30日に札幌競馬場に入場しました

 6月30日に更新されましたクラブ公式HPグランデアモーレの近況報告によりますと、我らが愛馬グランデアモーレは予定通り6月30日に札幌競馬場に入場したということです。

これ以降は2012年7月25日に作成

●追い切り情報(7月25日更新)

7月12日 札幌ダート 不良馬場 ゲート一杯

助手

11.9
13.7


7月14日 札幌ダート 良馬場 強めに追う

助手
5F 71.0
4F 56.4
3F 42.6
1F 12.9[8]
フランチャコルタ(2歳新馬)馬なりの内同入


7月18日 札幌ダート 良馬場 ゲート強め

助手
11.9
12.8


7月18日 札幌ダート 良馬場 ゲート強め

助手
11.7
13.1


7月21日 札幌ダート 良馬場 ゴール前仕掛け

助手
4F 57.3
3F 42.1
1F 13.2[9]


7月25日 札幌ダート 良馬場 一杯に追う

助手
5F 68.0
4F 52.5
3F 38.9
1F 12.4[8]
ストレートラブ(3歳未勝利)強めの外を0.2秒先行3F付け0.2秒遅れ
 7月12日、ゲート試験を受けました。不良馬場とはいえ時計は速く、これなら合格だろうと思っていたら不合格だったそうです。
 以下は本日(7月12日)更新されましたクラブ公式HPグランデアモーレの近況報告です。
12日はゲート試験を受けましたが、不合格でした。「ここまでゲート練習中心に進めてきて、寄りや駐立に問題ないということで今朝ゲート試験を受けました。一緒に受けた2歳馬と同じ反応の発馬だったんだけど、出てからのハミ受けが悪いと言われて不合格。相手は合格しているだけに納得いかないところもあるけれど、まだ馬体にはかなり余裕があるからじっくりやってもいいでしょう。今のところ来週また試験を受けるつもりです」(松田博師)
 ということで、ハミ受けが悪いと言うことで不合格だったそうです。少し厳しすぎますねぇ。まぁ結果は仕方がないので、しっかりとゲート練習をして上手くなってくれればそれでいいですね。焦る時期でもありませんし。

 7月14日、ダートで強めに追い切られました。マツヒロ師流の全体の時計は余裕を持たせて、終いを伸ばすというものですね。いやぁ、楽しみです。

 7月18日、ゲート練習を強めに行い、その後ゲート試験に臨み、文句なしの合格でした。いやぁ、惚れ惚れするような時計です。これでマツヒロ師いわく、まだ発馬の反応は今ひとつらしいですから、馬体が引き締まったら、とんでもないくらいの馬かも知れません(笑)。スピード能力は水準以上ありそうですね。これは楽しみです。
 以下は本日(7月18日)更新されましたクラブ公式HPグランデアモーレの近況報告です。
18日はゲート試験を受け、無事合格しました。「先週の試験でも合格のレベルにはあったということだし、そう心配はしていなかったけれど、今朝期待どおり合格してくれました。まだ馬体に余裕がある分発馬の反応は今ひとつのようですが、駐立などは問題なくおとなしいそうです。明日は芝コースでキャンターをしてみて、乗りながらどのあたりのレースを目指すか考えていきます」(松田博師)

 7月21日、マツヒロ流終いを強めに追い切られましたが、まだ唸るほどの動きではありません。これから時計をどれだけ詰められるかですね。ゲートは速いので期待しています。

 7月25日、一杯に追い切られ時計を詰めて順調ですが、・・・?出馬想定されていますねぇ。そりゃ、ちょっと速すぎませんか?追い切り本数が足りない気がします。馬格のない馬なら、あまりやり過ぎるとガレてしまうので、これくらいでの出走はわからないことはないのですが、グランデアモーレは500キロ近い馬体重のはずです。もう少し入念にやらないと。
 ただ、想定数は9頭となんともお手頃ですし、1頭交わせば出馬奨励金という美味しいレースです。確かに、出せるものなら出さない手はありません。出走しても良いかなとも思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。追い切り的には本数不足ということで評価は高くありません。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 7月29日 札幌5R 2歳新馬 混合 芝1800m フルゲート 14頭 想定数 9頭
馬名 予定騎手 追い切り
アドマイヤドバイ 池添謙一
エフティシリウス 蛯名正義
オーキッドレイ 丹内祐次
グランデアモーレ
シナモンイノ 丸山元気
ソンブレロ
ドミンゴ 三浦皇成
マイネルクロップ 柴田大知
マコトタンホイザー 丸山元気

これ以降は2012年7月27日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月29日 札幌5R 2歳新馬 混合 芝1800m 出走数 8頭
馬名 騎手 追い切り
アドマイヤドバイ 池添謙一
エフティシリウス 蛯名正義
オーキッドレイ 丹内祐次
グランデアモーレ 藤岡佑介 B−
シナモンイノ 丸山元気
ドミンゴ 三浦皇成
マイネルクロップ 柴田大知
マコトタンホイザー 川島信二

想定段階から1頭消えて8頭で確定しました。これでタイムオーバーにならずに無事に完走すれば最低でも出馬奨励金が貰えますから、非常に美味しいレースですね。

グランデアモーレの鞍上は藤岡佑介騎手でした。

●札幌芝1800mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前。ホームストレッチの半ば付近だが、最初のコーナーまでの距離は約180m。見た目以上に最初の直線が短く、いきなりレースの流れを左右する勝負どころになる
 各馬はなるべく早く1コーナーに飛び込みたいところだが、直線が短すぎて簡単にいい位置は取れない。2コーナーを過ぎて向正面に入ったところでようやく隊列が落ち着く感じだ。
 脚質的には逃げ・先行馬が有利。上のクラスになるほどテンの主導権争いはシビアになりペースは上がるが、それでも前が残るのがこのコースの特徴。穴を狙う場合は、人気薄の前残りを狙うのがセオリー逃げ馬の単勝回収率が極めて高い
 枠順は基本的には内がいいが、内で出脚が悪いとヘコまされて簡単に位置取りが悪くなるので諸刃の剣。中枠で先行できるタイプが最もリスクが少ない
 血統的には、ダンシングブレーヴなどのリファール系の種牡馬が好相性。

有利な枠順 中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 藤田伸二、武豊、横山典弘、武幸四郎、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分52秒6 1分52秒8
2歳未勝利 1分51秒6 1分52秒5 1分53秒2
2歳オープン 1分51秒1 1分52秒3 1分54秒4
3歳未勝利 1分50秒7 1分51秒3 1分52秒1
古馬500万 1分49秒9 1分50秒2 1分51秒6
古馬1000万 1分49秒2
古馬1600万 1分48秒9 1分49秒9
古馬オープン 1分47秒6

●騎手は藤岡佑介騎手(ほっさん評価「B+」)

 今回の愛馬グランデアモーレの鞍上は藤岡佑介騎手です。最近、松田博資調教師は北海道では岩田康誠騎手や安藤勝己騎手らと共に藤岡佑介騎手を起用されているので、そうかな?と思いましたが、やはりそうでした。

 私ほっさん愛馬とは抜群の相性で、4戦2勝で2着1回、3着1回と彼が騎乗すれば、馬券圏内確実です。もちろん、それぞれの馬は人気を背負ってのものですが、それでも結果をきちんと出してくれるのは心強限りです。今回も2、3番人気と思われますが、馬券圏内をきっちりと確保して欲しいですね。相性が良いので、特に期待しています。


 本年1月は私は平安S GVで断然1番人気のエスポワールシチーの口取りに当選し、フェブラリーS GT以来の重賞での口取りだとワクワクしていましたら、この藤岡佑介騎手の騎乗する伏兵ヒラボクキングにやられて2着と口取りを逃しました。ただ、これは彼の騎乗が素晴らしかったもので、文句はありません。強く印象に残っているということです。呆然とウィナーズサークルで表彰されている彼(藤岡佑介騎手)を見ていました。

 その後も本年は絶好調で重賞4つも勝っておられますが、そのヒラボクキングの10番人気を始め、9番人気、11番人気、1番人気と1つを除いて低評価の馬を激走させています。

 騎乗技術は私は素晴らしい騎手だと思いますし、特に北海道で彼の手綱というのは頼もしいですね。

 ステップシチーでは2勝を上げてくださいました。2着に破れたレースでは我々から見ても仕掛けが遅いと思いましたが、素直に騎乗ミスを認め悔しい思いを語ってくれました。ミスは仕方がありません。素直な姿勢が気持ちよかったです。

 騎乗馬の質が悪く、トップクラスの成績ではありませんが、その中での通算勝率8パーセント超えは実力の証だと思います。期待しています。


 2012年7月27日現在、JRA通算480勝、GTは未勝利、重賞22勝。勝率8.3パーセント、連対率16.4パーセントと中堅どころの数字で悪くない。本年(2012年)はここまで28勝、勝率7.9パーセント、連対率17.1パーセントと順調。

 特に今年は10番人気の伏兵で断然1番人気(しかも私が口取り当選していた)エスポワールシチーを破った1月22日の平安S GVの印象が強い。そこから重賞を3つ勝っているが、9番人気、11番人気、1番人気とかなりの人気薄で穴を開けている。


 藤岡 佑介(ふじおか ゆうすけ)は1986年3月17日生まれ26歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している9年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー当時は作田誠二厩舎所属。現在はフリー。


 父・藤岡健一は栗東所属の調教師であり、弟・藤岡康太は同じ栗東所属の騎手として2007年にデビューした。愛称は「豆」。藤田伸二が名付けた。好みのスポーツは競艇。

 競馬学校第20期生(同期には津村明秀、丹内祐次、吉田隼人らがいる)。2004年3月6日、中京競馬第2競走のシルクマイスターでデビューし、16頭立ての3着に入る。初勝利は同年3月13日、中京競馬第1競走のアスカクイーン。同年3月27日、中京競馬の沈丁花賞をトップオブワールドで制し、特別競走勝利を挙げると、その後も函館記念でワイルドスナイパーに騎乗し3着、暮れの朝日杯フューチュリティステークスでGT初騎乗を果たすなど、この年35勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を獲得した。

 2005年1月30日の京都牝馬ステークスで父が管理するアズマサンダースに騎乗して勝利し重賞初制覇。

 2007年3月フリーに転身した。スーパーホーネットとのコンビでは2008年にマイルチャンピオンシップで2着に健闘し、2010年に安田記念で2着している。
 
 2010年のサマージョッキーズシリーズでは、ワンカラットで函館スプリントSとキーンランドCを勝ち、2位の柴田善臣とは2ポイントの僅差ながら優勝した。これにより同年11月27日に実施した第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場した。
 同年10月に通算400勝を達成し、直後の11月にJBCスプリント(船橋)で交流GT制覇を果たしている。しかし、中央競馬でのGTに限ると2着を5回記録しているものの未だ勝利を収めていない。

 調教師の矢作芳人は藤岡の騎乗技術について、「どの馬に乗せても折り合いの心配がないと言ってもいいくらい、……馬を折り合わせるのが上手い」と評している。矢作は一方で、その馬が自分に合わないと思うと「とたんに自信のない乗り方になってしまうことがある」とも指摘している。


「2011年は前半で22勝と低迷。騎乗馬の平均人気を見ると、2010年に6.5だったものが2011年は7.1に落ちている。パワーが十分でないので馬を抑え込むのがうまくなく、追ってからも迫力を欠く。勝負どころの捌きには甘さが見られるし、安心して馬券をあずけられない。川田将雅、浜中俊など実力のある若手が急速に台頭しており、手厳しい書き方になるが、調教師や馬主も祐介に依頼する必要性がなくなっているように感じる。2010年の63勝は父の厩舎(藤岡健一)が6勝、他の厩舎が57勝というバランスだった。しかし、2011年は父の厩舎が6勝、他が16勝と、大きく父寄りにになっている。2011年の1番人気馬での成績は[6・6・6・15]の連対率.364と評価できないもの。2010年は単勝10250円、15930円、8710円があって回収率が113パーセントだったが、2011年の単勝回収率は38パーセントと低水準になっている。ただ、2011年も単勝6840円、9270円、10350円での2着があり、2着43回のうち5回が馬連万馬券だった。父は祐介と康太の2人の息子に半分ずつ乗せていて、祐介の2011年の父の厩舎での成績は[6・5・4・35]の連対率.220となっている。通算成績は1着432回・2着424回、3着476回で、2着付け・3着付けの馬券が必要だ。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年上半期まで評)

 ほっさん愛馬での成績 (4戦2勝)
 
 2008年 6月22日 ステップシチー 湯川特別 500万下   函館芝2000m  1着2番人気
 2008年 7月13日 ステップシチー 北海ハンデ 1000万下 函館芝2600m  2着2番人気
 2008年 7月27日 ステップシチー 松前特別 1000万下  函館芝2600m  1着1番人気
 2008年 9月13日 グレイスシチー 3歳未勝利         札幌ダ1000m  3着/3番人気

これ以降は2012年7月28日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

本紙の見解
「大物感を漂わせるアドマイヤドバイに◎。着実に良化を辿ってきたドミンゴ、1週前の芝でいい動きを見せたマイネルクロップが相手。グランデアモーレ、シナモンイノも動ける仕上がりにある。追い切りで古馬に食い下がったオーキッドレイにも注意を払いたい。」


短評は「惑星注意」



予想家の印
馬名 小原靖 高柳利 井尻恵
ドミンゴ
アドマイヤドバイ
オーキッドレイ
シナモンイノ
グランデアモーレ △△ △△ △△
マイネルクロップ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アドマイヤドバイ 2.2
ドミンゴ 4.2
グランデアモーレ 5.5
マイネルクロップ 6.3
シナモンイノ 8.1
オーキッドレイ 10.4
以下13倍以上省略


デイリー馬三郎

石堂道生 本紙の見解
「抜群の動きを見せているアドマイヤドバイ。機敏なフットワークで、併せ馬では常に優勢の好内容。馬体からも素質は高く、先々まで楽しみな期待馬だ。」



予想印

◎ アドマイヤドバイ
○ ドミンゴ
▲ エフティシリウス
× グランデアモーレ

以下省略


グランデアモーレは全13記者中 ◎1名、○4名、▲3名など全体的に高い評価をいただいております。

●各陣営のコメント

グランデアモーレ

 「まだ体に余裕はあるが、攻め馬の動きや時計は悪くなかった。そこそこはやれそうだよ。」(松田博資調教師・デイリー馬三郎)

 「先週土曜日にダートコースで終いだけサッと伸ばし、水曜日は併せてビシッと追い切りました。当初は来週のレースを検討していたのですが、思った以上に動けているし、今朝芝コースに入れてみた感触も良かったので、今週のデビューを決めました。フレッシュな状態のうちに一度使ってやるのもいいんじゃないかと思います。ゆったりしたフォームで走るので、距離はあった方がいいでしょう。」(松田博資調教師・キャロットクラブ公式HP)

アドマイヤドバイ

 「まだ緩さは残っているが、追ってからの反応が良く、時計も水準以上。先々まで楽しみ。」(川島助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 頭数は8頭と基本タイムオーバーにさえならなければ出走奨励金が貰えるという非常に美味しいレースで、1頭アドマイヤドバイという注目馬がおりますが、あとは平凡なメンバーで出る価値はあるレースだと思います。

 アドマイヤドバイがどれほどの馬かはわかりませんが、千切られるもよし。しかし、2、3着の馬券圏内は入って欲しいというのが願いです。

 正直、グランデアモーレは追い切りの動きからは、若干ゲートが速そうなものの、たいして素質は見いだせません。そして追い切り本数も足りません。そして、愛馬のデビュー記念として送られて来た写真からも迫力のある馬体ではなく、もしかすると、レースでもさっぱりかも知れません。

 それでも血統や厩舎ブランドからは2、3番人気になっちゃうでしょう。まだ2歳の7月ですし慌てませんが、良いところがみたいですね。

 これで私がもっとも望む芝の中距離で勝ち負けしてくれたら言うことないんですがねぇ。そんなに上手くいかない気がします。やはりあくまでも好走する時はこちらも期待感がありますし、追い切りでハードに攻められたとか、追い切りの動きが抜群だったとか、何かそう感じさせるものがあるはずです。今回はそれらがさっぱりとありません。

 また、デビューが急だったこともありますが、ほとんどメディアにも取り上げられておりません><。


 とにかく、馬は走って見ないとわかりません。こんな状態で圧勝するようなら、将来は重賞級かも知れませんし、とにかく走りをみたいですね。

 アドマイヤドバイに千切られたとしても、向こうは牡馬だからと言い訳できます。こちらは牝馬ですからね。


 今回の鞍上は予想通り藤岡佑介騎手でした。最近の岩田康誠、安藤勝己両騎手のいない北海道ではマツヒロ師は結構、藤岡佑介騎手を乗せています。

 その藤岡佑介騎手と私ほっさん軍団の愛馬の相性は超抜群です。

 2008年 6月22日 ステップシチー 湯川特別 500万下   函館芝2000m  1着2番人気
 2008年 7月13日 ステップシチー 北海ハンデ 1000万下 函館芝2600m  2着2番人気
 2008年 7月27日 ステップシチー 松前特別 1000万下  函館芝2600m  1着1番人気
 2008年 9月13日 グレイスシチー 3歳未勝利         札幌ダ1000m  3着/3番人気


ということで、4戦2勝。すべて馬券圏内です。もちろん、人気のある馬に乗っているということはあるのでしょうが、確実に結果を出しているという点では申し分なく、私は安心して見ていられる騎手です。

 本年1月の平安S GVでは断然1番人気の愛馬エスポワールシチーの口取りに当選していた私の野望を10番人気のヒラボクキングで奪い取りました。しかし、これは彼の騎乗が素晴らしかったもので、レースですし、なんの文句もありません。別にエスポを邪魔して勝ったなどではなく、堂々たる優勝でした。

 今年はそれ以外にもすでに重賞4勝されており、そのうち3つが10番人気、9番人気、11番人気馬によるものです。もちろん、ヴィクトリアマイルの2番人気16着などというのもありますが(笑)。


 そんな乗れている騎手に個人的相性も抜群とくれば、そりゃ、もう期待するしかないでしょう。

これ以降は2012年7月29日に作成(一部8月1日に加筆)

●レース 

 追い切りからゲートが速いのはわかっていた我らが愛馬グランデアモーレですが、やはりレースでも抜群の二の脚であっという間にハナに立ちます。

 しかし、最低人気のマコトタンホイザがハナを主張し、グランデアモーレは2番手になります。

 グランデアモーレは道中頭を上げるなどまだまだ上手く走っていません。4角では断然人気のサンデーサイレンスの3×2という危険な配合馬アドマイヤドバイに外からアッサリと交わされ、一時は4番手まで下がります。

 しかし、直線コースに向いて前がポッカリと開くと少し追い出しただけで素晴らしい反応で伸び、一気に先頭に躍り出ます。断然人気馬を完封し、最後は外から金子オーナーの勝負服のオーキッドレイが凄い脚で迫って来ますが逃げ切り新馬勝ち!!いやあ、前よし後ろよし(中はイマイチでしたが)ですね。何よりも反応の良さが素晴らしかったです。

●時計の評価

 今回のグランデアモーレの走破時計1分52秒0良馬場は、札幌芝1800mの2歳新馬クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分52秒6良馬場ですから、まずまず優秀ですね。決して弱い相手に恵まれての勝利ではないことがわかります。

 2歳オープンとなりますと、平均勝ちタイムが1分51秒1良馬場になりますから、1秒は時計を詰めなければいけません。ただ、グランデアモーレは今回追い不足の中途半端な仕上げでしたし、馬格もあるもので当然上積みは大きく、1秒くらいは縮めてくれそうな期待はあります。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グランデアモーレ(1着)

 「木、金曜と調教に乗せてもらって前向きな性格を掴めてましたし、ゲートも出てくれていい感じで運べました。ペースが落ち着いた時に頭を上げていましたが、それでもすぐに落ち着きましたね。首をしっかりと使えるので、重心が低くいい走りをしますよ。」(藤岡佑介騎手・競馬ブック)

 「追い切りが一本足りないかもしれないと言われていましたが、気性が前向きで新馬戦向きだと思っていました。真面目で乗りやすく、2コーナーで少し外に膨れるところがありましたが、4コーナーでは狭いところを割って出てくれました。牝馬としては味のある勝ち方だったと思います。まだ上積みも見込めそうです」(藤岡佑介騎手・ラジオNIKKEI)

 「フラフラしていましたが、それでも勝つのだから、力はある馬です。様子を見て、どこも悪いところがなければここ(札幌)に置いて調整するつもりです」(松田博資調教師・ラジオNIKKEI)

「厩舎からは追い切りが1本足りないと聞いていたが、気持ちを前面に出してくれた。味のある内容だったね。次への上積みも見込めるし、これからが楽しみ」(藤岡佑介騎手・デイリー馬三郎)

「前向きで行きっぷりがいいのはわかっていたので、意識的に控えた。ペースが落ちたときに頭を上げ、他馬に迷惑をかける場面はあったけど、それ以外は乗りやすく、最後も狭いところを割ったように、初戦としては味のある競馬だったと思います」(藤岡佑介騎手・ギャロップ)


 「中はロスなくインコースで脚を溜め、直線でも最内から抜け出すと後続を振り切って優勝。「調教の時から気のいいタイプだとは思っていたのですが、予想通りスッと好位につけることができました。2コーナーで外から来られた時に行きたがる素振りを見せましたが、あそこで行かせてしまうとこの先のレースでも行きたがってしまうので我慢させました。若馬だと普通はしばらく掛かるものですが、すぐに納得してくれましたし、その後の折り合いもスムーズでしたよ。4コーナーでは少し窮屈になりかけたものの、うまく内が開いてくれてそこから追い出したときの反応もよかったです。走り方がいい馬ですし素質は非常に高いと思うのでこの先も楽しみですね」(藤岡佑介騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ゲート試験に受かって間もなかったけど追い切りの動きがよかったし、まずはレースを使ってみてどんなものかと思って見ていたら勝ってくれたね。少し行きたがるような素振りがあったけど佑介もうまく我慢させてくれたよ。この血統で牝馬なのに普段はすごく落ち着いているのがいいですね。まだ脚元がムクミやすかったりするからすぐにどうこう言えないけど、週中まで様子を見て次のレースを考えたいと思います」(松田博資調教師・キャロットクラブ公式HP)

アドマイヤドバイ(2着)

 「リラックスして走ってくれたけどね。背中がいい。このまま順調なら来年はいいところまでいけると思わせる馬だよ」(池添謙一騎手・デイリー馬三郎)

●専門誌のレース評価

グランデアモーレ(1着)

 「幾分余裕残し。練習と違って頭を上げることなく、ゲートをスッと出た。ただ、1〜2角で2回ほど頭を上げて外へ膨れ、他馬と接触しかけるシーン。その後は好位のインを手応え十分に追走。直線は前がガラッと開いて、しっかり伸びてきた。うまく立ち回れたとはいえ、なかなかの瞬発力を見せた。」(競馬ブック)

 「1〜2コーナー付近で頭を上げ、気性の若さを見せたが、好位のインに控え、馬混みの中に入れてからは集中して走れていた。直線も内のあいたスペースを突き、しっかり伸びて差し切る。完勝。追ってしっかりしているし、キャリアを積めばさらに良くなりそう。」(ギャロップ)

 「5枠からの発走。ふわっとしたスタートだったが出脚はよく、スッと前へ。1コーナーを2番手で通過した。前半1000m通過は64秒0のスローペース。ペースが落ちたところで頭を上げたため、なだめられて3番手に下がった。勝負どころでは他馬の手綱が動く中、ジッと内々の好位で我慢。最後の直線に入ると、追い出されてそのまま最内を突いた。4頭が一団となっての叩き合いを、ラスト50mで抜け切り1馬身1/4差をつけてのフィニッシュとなった。近親にはラフォルジュルネやアーデントらがいる。上手な立ち回りほ見せた。」(競馬ブック)

アドマイヤドバイ(2着)

 「牡馬にしては小柄だが、中身の詰まったガッチリした馬体。ただ、歩様にあまり伸びがなかった。仕掛けて好位の外目。3角から促して行き、4角では先頭に並びかける勢いだったが、追われてからが案外だった。」(競馬ブック)

 「序盤は中団でゆったり走らせたが、勝負どころから早めに押し上げ、4コーナーでは2番手に上昇。外からよく伸びたが、勝ち馬(グランデアモーレ)とはコース取りの差が出た。」(ギャロップ)

●気になる賞金は

 2歳新馬ですので、優勝賞金が700万円。内国産牝馬奨励賞が100万円。特別出走手当が356000円ですから、8356000円。1口で割りますと、15000円程度だと思われます。なかなか大きい金額ですね。嬉しいです。

●今後の展望

 札幌の芝1800mで勝ったわけですから、洋芝は合うということですし、順調なら8月11日の札幌9Rコスモス賞、或いは9月1日の札幌11R 第47回 札幌2歳ステークスでしょうね。いやぁ、どちらでも出走して欲しいなぁ。

 暮れの阪神JF JpnTに出走して欲しいですねぇ。その前の週にはおそらく愛馬エスポワールシチーがジャパンカップダート GTに出走しているでしょうから、2週連続地元でGTなんて贅沢過ぎますぞ(悶々)。

●補償制度がない世代なので喜びもひとしお

 2010年産はキャロで2頭、友駿で1頭の計3頭しか持っていない私です。1つ上の09年世代が計11頭(早期に返金されたアメリカUを含む)も持っていたことを考えても少なすぎる数字です(08年産も12頭)。

 なぜ、こんなに極端に2010年産の所持馬が少ないかと言いますと、2009年世代が6頭も勝ち上がってくれて在籍がたくさんいること。そして10年産からは補償制度がなく、様子見をしたいというのがありました。

 今まで私は友駿で無料提供馬のオバマシチー欲しさに1口20000円のおよそ走らなさそうな馬を3頭購入したり、仮に失敗しても代替馬がいただけるからと気楽に適当な馬を選ぶ時もありました。代替馬を含めると共に未勝利でも2、3年は楽しめますからねぇ。

 しかし、補償制度がなくなった今、安直な馬選びでは1口生活が苦しくなってしまいますし、いつもにもまして真剣です(笑)。

 私としては、エスポに替わる大物というよりは、未勝利で引退せずに確実に勝ち上がれる馬が購入の対象です。

 クラシックなどとは思っていません(結果的にグランデアモーレが早期に芝の中距離で勝ち上がったので多少の色気は出てきましたが、それでもまだ母同様トライアルに出走できれば幸せ程度にしか考えておりません)。

 育成が順調で早い集団の仲間だったフロアクラフトの2度に渡る失速は誤算でしたが、7月31日の近況では順調そうですし、牧場のコメントからは能力を感じます。ちなみにグランデアモーレは素直で脚元の心配が要らないという以外は、牧場でのあまり素質に関するコメントはありませんでした。おそらく、順調ならフロアクラフトの方が能力は高いと思っています。

 ちなみに今は3頭ですが、ここにトレゾアシチーの代替馬(おそらく勝ち上がりは無理であろうシャバダバ)が加わると思いますので、10年産愛馬は実質4頭になるでしょう。

 そのうちの1頭がまず勝ち上がってくれたということは本当に順調で嬉しいですね。


 グランデアモーレは1月という早い生まれ。そして馬格があり、フロアクラフトには及ばなかったものの募集段階での育成の順調さ、そして父ネオユニヴァースの仕上がりの早さと母ヒカルアモーレはクラシックトライアルで4着だったように早期に結果を出していたことから早くから活躍できるのではないかと思っていました。

 すなわち、早期に始動ができて1つ勝てそうなまずまず安価な馬という選択です。もちろん、新馬戦を勝つなどとは思っていません。せいぜい、4、5戦で勝ち上がってくれれば程度に思っていました。

 そして憧れのマツヒロ厩舎ということで、少し金額は私的には高めでしたが購入に至りました。また、購入時にどれだけ申込数があるのかということも気にしています。やはり、皆様が欲しがる馬というのは良い物を持っていることが多いですからねぇ。


 グランデアモーレはこの考え方が見事に当たった感じです。正直、嬉しいですねぇ。深慮して購入した馬が走ってくれたわけですから。


 09年産愛馬のように500万以上のクラスでは苦労するかもしれませんが、まずは1つ勝ち上がったことで、来秋の未勝利戦終了の時期にハラハラすることもないですし、安心ですね。あとはどこまでやれるのか、どれだけ成長してくれるのかですが、期待はしすぎず、楽しもうと思っています。

●最後に

 今回のグランデアモーレの初勝利に対し、早速たくさんのお祝いメッセージをいただきありがとうございました。当日は私は仕事でレース映像を見ることができませんでしたので、皆様の書き込みでおおよその状況をイメージしていました。本当にありがたいことです。

 また、今回、グランデアモーレを持っているよという方何人かにも名乗り出ていただけましたし、ご一緒に一喜一憂できるということは楽しいですね。競馬場でもご一緒に応援したいですね。


 いつもはここで馬券でも大もうけしたという書き込みをするのですが、今回は掲示板で書きましたように、そもそも今週の愛馬の出走はない予定でしたからPATに入金をしておらず(しかも土日とも仕事で競馬場にも行けず)、私が思ったよりもグランデアモーレの人気がなく配当が高かったので、勝ち負けに関係なく単複馬券を買いたかったのですが、100円も買えていません><。入金さえしていれば、どんなに勝つ可能性のない愛馬でも単複の応援馬券を買っているはずですから、かなり損した感が強いです。

 ま、しかし、多少の金額の話よりも、愛馬が未勝利クラスを脱出したという事実の方がはるかに大きいですね。何度も書きますが、本当に嬉しいです。


 さあ、次走、どれだけの上積みを見せてくれるのか大きな期待をしています。しかし、2戦目以降はまともに走らず苦しんでいる新馬勝ちの愛馬マデイラの例もありますから、グランデアモーレが次走きちんと走ってくれるのか心配もあります。

 しっかりと最後まで走ってくれるのなら、私は結果は二の次です。まじめに走れるお馬さんになって欲しいですね。


 次走も期待しているぞ、頑張れグランデアモーレ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年12月22日立ち上げ 2012年2月10日、3月30日、4月13日、6月29日、30日、7月12日、14日、18日、21日、25日、27日、28日、29日、31日加筆

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